○本 会 議 【平成11年度】

※ 「青色文字」 は質問 「黒色文字」は答弁です

 H11.12.7  一般質問
1.職員の採用について
 作野広昭委員 職員採用の試験は、これまでのペーパー試験重視型より、多方面での適正を重視していく必要があると考えるが、今後採用試験方法を改善する考えがあるのか聞く。
 人事委員会委員 平成7年度から職務経験者試験の実施、平成8年度から上級試験 における集団討論面接試験を採用している。今後とも人事委員会連合会の研究内容や他県の状況も参考にしながら研究していきたい。
2.農業施策について
 作野広昭委員 新農業基本法による本県の農業施策の取組決意を知  事に聞く。
 知  事 産地間競争や担い手の確保・育成などは、生産者や農業団体も主体性をもって取り組まなければならない事柄である。県としては、 農業ビジョンのアクションプランを詰め、当面五年程度の間に重点的に取り組むべき課題、施策を示したい。
 作野広昭委員 本県農業の体質は弱体化しているのが現状であり、今後どのような施策を展開し、活性化していくのか聞く。
 農林水産部長 就農希望者や新規就農者に対する研修の実施、リース農場や無利子、低利融資による営農開始の支援、また、大規模経営体や地域農業集団の育成を図るため、農地・農作業の集積の促進と大型機械への投資助成に力を入れてきた。今後とも集落合意に基づく担い手の 明確化や経営の多角化どに向けた取組を支援していきたい。
 作野広昭委員

農地は減少傾向にあるが、土地利用計画の現状と今後の施策について聞く。

 農林水産部長 農地の有効利用を図るため、圃場整備など生産基盤の整備による 作業条件の改善や麦・大豆の定着、新規作物の導入による遊休水田 の解消などの取組を支援していく。特に中山間地域においては、平成12年度か実施されるら集落協定に基づく農業生産活動に助成を行 う直接支払い制度を活用し、農地の保全、有効利用が進むようにしたい。
 作野広昭委員

有機性資源の循環利用システムの構築が必要と考えるが、その現状とどのような取組を考えているのか聞く。

 農林水産部長 これまでに、水田への稲わら全量すき込みや有機質肥料の利用促進、あるいは家畜ふん尿処理施設、家庭生ごみや魚のあらの堆肥化 施設等への助成を行ってきた。今後は、家畜排泄物法や持続農業法 に沿って、県の基本方針等を作成していく。
3.観光施策について
 作野広昭委員 観光産業はますます地域間競争が激しくなると考えるが、これからの観光立県石川の新しい観光づくりの方向性はどのようなものか。
 知  事 石川県が持ち合わせている地場の観光資源を、もう一度掘り起こすとともに、近隣諸国からの観光客の受け皿づくりも大事な要素である。
 作野広昭委員 近年の観光需要から、通年型、滞在型観光の実現が重要な課題となってきているが、観光施設などの整備体制はどうか。
 商工労働部長 他県に比べ本県の観光施設が見劣りすることはないと思う。今後とも通年型、滞在型観光のみならず、体験型や交流型観光にも的確に対応する必要があると思う。また、ホスピタリティといったソフト面についても市町村の関係団体と連携し整備に努めたい。
 作野広昭委員 冬季観光資源の開発状況はどうか。
 商工労働部長 従来から冬ならではの魅力を発揮し、冬をテーマにした旅行商品づくりに取組、冬季における誘客の拡大に努めてきており、今後とも観光協会等と連携を図り、冬の観光資源を掘り起こし、スキー場の活性化に努めていきたい。
 作野広昭委員 国際イベントを積極的に誘致しているのか。
 商工労働部長 本県への誘客の増加や、経済的波及効果が期待されることから、どういうイベントが誘客できるか関係団体と連携し取り組んでいきたい。
 作野広昭委員 観光情報ネットワークの整備状況はどうか。
 商工労働部長 インターネットやEメールの活用、リーフレットの発行等を行っているが、これからは道路情報や海洋情報といった観光以外の情報も提供できるよう検討したい。
 作野広昭委員 伝統工芸や地域文化を生かした石川県らしい観光地の創造は、地域の産業や文化の活性化を図る上でも重要と考えるが、その対応状況はどうか。
 商工労働部長 本県には、自然、歴史、文化等の観光資源があり、能登のキリコ祭りの商品化や兼六園ライトアップによる幽玄空間の創出等を行っており、今後とも他県にない石川型観光資源を発掘・発信し、誘客につなげたい。
4.道路行政について
 作野広昭委員 主要地方道金沢美川小松線の「まっとう車遊館」付近及び手取川の美川大橋付近の交通渋滞は大変激しく、これを解消するためには早期の4車線化が必要と考えるが、その計画はどうか。
 知  事 金沢西バイパスの四車線化が完成すると金沢美川小松線の交通量の分散化が期待されるため、今後交通状況を見極めていく必要があると思う。
 作野広昭委員 主要地方道金沢美川小松線は、小松空港や新県庁舎へのアクセス道路として、今後交通量の激増が予測されることから第二手取大橋の建設や小松、金沢間の広域的道路整備が急務と考えるがどうか。
 土木部長 松任CCZ周辺道路網整備計画研究会を設け、渋滞解消の調査研究を行っており、これらを踏まえ、将来の道路網のあり方について中長期的な道路整備の観点から着手時期等を検討していきたい。
5.福祉施設について
 作野広昭委員 健康で元気な時に介護サービスを行い、逆に介護を必要となった時に提供した時間分のサービスを受けられる時間貯蓄制度の創設について聞く。
 厚生部長 住民参加型のボランティア活動の一つとして県内にも活動団体が存在しており、ボランティア活動に取り組む人材育成への支援など地域住民が活動しやすい環境の整備を進めていきたい。
 作野広昭委員 民間事業者に対し、バリアフリーの考えか方を徹底すべきであると考えるが県の対応について聞く。
 厚生部長 県だけでなく、民間施設を設置する各事業者や建築関係者の協力と理解を得ながら進めることが必要であり、これまで事業者や建築関係者に対する地区説明会や技術講習会を開催するとともに、バリアフリー社会推進表彰制度を創設した。
6.市町村への事務委譲について
 作野広昭委員 地方分権一括法により、県のどのような事務を条例委譲制度によって市町村が行うこととなるのか。
 総務部長 例えば、火薬類の使用の許可など21事務、144項目について条例上移譲することになる。
 作野広昭委員 県と市町村が対等、協力の関係を築くため、今後どのような事務を委譲することが好ましいと考えているのか。
 総務部長 住民に身近な行政は、住民に身近な市町村で行うことが適当であるという基本的な考え方に基づき、これまでも事務移譲を進めてきた。
 作野広昭委員 条例委譲の手法として、例えば、一方的に条例委譲事務に係る市町村を設定し、それらの市町村と協議する方法や市町村の規模、組織体制に応じて個別に条例委譲する方法などがあると思うが、県はどのような手法で取り組むのか。
 総務部長 強制や押しつけがないよ、県と市町村からなる石川県地方分権連絡調整会議などの場で十分協議し、合意を得た上で移譲したい。
 作野広昭委員 条例委譲に伴う環境整備は、現在どのような状況か。また、人的は支援や財政的な支援も必要と考えるがどうか。
 総務部長 十分留意するとともに、市町村職員の研修会の実施なども行いながら無理の無い形で進めていきたい。
7.商工施策について
 作野広昭委員 地域経済の景気回復優先の施策の実施も必要であるが、また同時に中・長期的視野に立って、商工業の発展と地域の特性を発揮する文化の振興、次代のための環境への取組などの地域産業の振興に取り組むことも重要と考えるが、県はどのような考え方で取り組むのか。
 知  事 歴史、伝統に培われた文化の集積や質の高い人材などの資源を活用するとともに、環境、医療福祉、情報通信などの新分野に積極的に進出できるような土壌づくり、バックアップシステム体制を構築していきたい。
 作野広昭委員 企業の新分野進出と新技術、新製品開発の支援の対応状況及び貿易振興策として海外にアンテナショップ等を開設する考えはないか併せて聞く。
 商工労働部長 環境ビジネス、バイオ、リサイクル、食品などの様々な分野ごとの交流会、勉強会を始めるとともに、中小企業創造活動促進法の認定企業への投融資の実施、産学官連携による勉強会も実施している。
また、海外市場への展開として、海外見本市への出展、海外展開への事前調査に対し助成するとともに、上海、香港からの情報収集にも努めている。
 作野広昭委員 中心商店街の活性化、近代化、合理化に向け、どのような対策を講じようとしているのか。
 知  事 地元商店街が頑張れるような環境づくりとして、活性化モデル商店街支援事業をはじめ、道路の整備等のメニューを用意しており、TMO機関のようなものが地元で設立されることを期待している。
 作野広昭委員 中小企業に対する県の制度融資の現状と今後の見通しを聞く。
 商工労働部長 構造改善支援融資資金、経営安定支援融資資金など、合計11制度、815億円の融資枠がある。設備投資に対する資金需要が低調に推移しているため、前年度を下まわる融資実績となっている。
融資要件の緩和など、利用しやすい制度となるよう改正していきたい。
8.北陸新幹線について
 作野広昭委員 北陸新幹線の車両基地の見通しはどうか。
 企画開発部長 現在、工事実施計画は認可されておらず、車両基地の規模、着工時期等についても明確になっていない。今後とも情報収集に努めたい。
9.北陸自動車道について
 作野広昭委員 北陸自動車道の新インターチェンジの建設は可能であるのか。また、その設置基準を併せて聞く。
 土木部長 地域高規格道路などと連結して道路ネットワークを形成する場合と、工業団地造成事業など沿線開発受益者の負担によって建設する場合がある。また、平成12年度から地域活性化や地域連携を推進する目的で県が事業主体となって一般道路事業で整備する新規施策が建設省から打ち出されていると聞いている。
設置基準については、接続する道路に関する要件、インターチェンジ勢力圏人口等に関する要件がある。
10.公共工事の発注について
 作野広昭委員 公共工事の地元企業への優先発注はどのような状況か。
 土木部長 県内産業支援の観点から原則として大規模工事、技術的難度の高い特殊工事を除き、県内企業を指名している。また、大規模工事などでも県外企業と県内企業による特別共同企業体を指名する等、受注確保に努めている。
11.産業廃棄物の処理体制について
 作野広昭委員 産業廃棄物の広域処理体制と再利用の施策はどのようになっているのか。
 環境安全部長 平成9年度データで、産業廃棄物発生量の約56%が再生利用されている。
リサイクル技術高度化事業、リサイクル製品認定事業、公共事業等でのグリーン調達の積極活用等に取り組んでいる。


 H11.6.24  一般質問
1.主要地方道金沢美川小松線等について
 作野広昭委員 松任地区での4車線化工事の推捗状況と完成時期を聞く。
 土木部長 用地買収は平成10年度までに68.7%に達しており、工事について も平成7年度から着手しており、平成14年度完成を目途に整備を進めている。
 作野広昭委員 日常生活幹線道路であるとともに、小松空港関連道路としての位置づけも必要と考えるがどうか。
 土木部長 小松インターチェンジと小松空港を結ぶ小松市の長崎町から城南 町間を小松空港関連道路として従来から位置づけており四車線化や 交差点改良整備に努めている。 また、根上町高坂地内での林道拡幅工事や根上町の福島から大成、 及び小松市大島地内でバイパス整備等を行っている。
 作野広昭委員 徳光地区の「車遊館」付近及び美川地区の美川大橋で渋滞が発生しているが、渋滞解消対策はどうか。
また、根本的な解決を図るには4車線化事業を早急に延伸することが必要と考えるがどうか併せて聞く。
 土木部長 本年度(平成11年度)、県と松任市で道路網整備計画の調査検討 を行うこととしており、この結果を踏まえ交通渋滞対策を検討した い。美川大橋詰めの渋滞対策は、金沢西バイパスの四車線化が重要な役割を果たすと考えており、この道路が平成14年度に完成されるよう国に働きかけていきたい。
2.障害者施設について
 作野広昭委員 知的障害者とその保護者の高齢化が進んでいく状況を踏まえた、今後の知的障害者の入所施設の整備方針について聞く。
 知  事 国の方では、障害者施策全般にわたり横断的に取り組んでいくという組織もでき、県としても状況を見極めながら環境整備に向け努力したい。介護保険制度の対象からは外れており、当面は国費、地方費で必要な整備をしなければならないと考えている。
 作野広昭委員 県では、障害の種別ごとに個別の施策を実施しているように思われる。
異なる障害者との触れ合いを広げ、障害者スポーツを総合的に推進するうえからも、身体障害者と知的障害者を統合したスポーツ大会を実施してはどうか。
 知  事 全国大会が平成13年秋から統合されると聞いており、県大会も平成13年の春の大会には統合したい。
3.中心商店街の振興、活性化策について
 作野広昭委員 松任市では、国道8号線沿いに大型ショッピングセンター、量販専門店、飲食店などが数多く立地したことにより、中心商店街の衰退は著しいものがある。県としても、市の取り組みをバックアップするため、どのような支援策を講じていくのか。
 知  事 基本的には、商店街が自ら立ち上がる努力が必要であり、TMOを立ち上げ、自助努力による取組を進めてほしい。県としても、タウンマネージャーの派遣や、総額1億5,000万円の活性化モデル商店街支援事業等による積極的支援を惜しまない。
 作野広昭委員 活性化モデル商店街支援事業による支援策はどのようなものか聞く。
 商工労働部長 美川町の事業として、サマーフェスティバル等の活性化イベント、 浪漫館の整備、店舗の改装事業等の計画があると聞いている。
4.教育問題について
 作野広昭委員 高校再編整備に伴い、松任地区に普通高校がなくなることになるが、この地域の実情をどのように捉えているのか基本的な考え方を聞く。
 教育長 総合学科は、進学、就職いずれにも対応できるシステムであり、 進学に必要な科目を選択することができるよう工夫したい。
 作野広昭委員 松任農業高校の特色を最大限に発揮するには、県立農業短期大学との連携が必要と考えるがどうか。また、具体的な連携方策について併せて聞く。
 教育長 以前から合同の懇談会の定期開催、教職員の農業短大での研修、 生徒による施設、設備の見学等を続けており、今後とも教職員同士 の共同研究や公開講座等の共同運営等も検討し連携を図りたい。
 作野広昭委員 松任高校のグラウンド狭隘であり、拡張等の改善が必要と考えるが、整備計画について聞く。
 教育長 決して広いとは言えないが、体育の授業については、支障はない。 部活動には十分でないが、近くの公営施設の活用などを図り、場所 の確保に努めたい。 グラウンドの拡張については、周辺事情を考えると難しい。
5.心の教育の推進について
 作野広昭委員 推進体制は十分であるか。
 教育長 豊かな心を育む教育推進県民会議やすべての市町村に市町村民会議を設置し、県民運動として推進している。
 作野広昭委員 学校、家庭、地域社会の連携の中でどのような変化があり、改善点があったのか、また、今後どのような取り組みをするのか併せて聞く。
 教育長 市町村に社会教育主事を派遣するとともに、すべての学校に地域 連携担当を置き、地域の施設や人材を活用し家庭の教育力を高める 授業を進めている。今後とも研修や啓発事業を実施し、地道な努力を重ねていく。
 作野広昭委員 教職員の海外研修制度や企業等派遣研修により、心の教育の推進という意味でどのような効果があると考えているのか。
 教育長 柔軟で広い社会的視野を持つ教員が求められており、こうした経験は必ずや豊かな心を持つ子供達の育成を目指す心の教育も有意義 に推進できると評価している。